バッティングが上手くなる野球のバットの正しい握り方

バッティングの上達には、構え方以外にバットの握り方も重要です。基本的な握り方の中でも、バッティングスタイルによって特徴があります。力が入り過ぎてもいけませんし、力が弱すぎてもいけません。自分に合った握り方を見つけて、バッティングに活かしましょう。

バットの基本的な握り方ですが、右バッターの場合は右手が上・左手が下、左バッターの場合は右手が下・左手が上の握り方となります。

バットを握る部分をグリップと言い、その握り方がバッティングの上達に関わってきます。一般的に「フィンガーグリップ」と「パームグリップ」という、2パターンの握り方が主流。

フィンガーグリップとは、指の第二関節から指の付け根で握る方法です。しなやかにバットスイングができ、手首が柔らかく使えるので、コントロールが非常にしやすい握り方。柔軟なスイングができる分、パワーヒッター向きではありません。パワーが伝わりにくいので長距離は出にくいですが、打率は上げやすい握り方です。

そしてパームグリップは、手の平で包み込んで握る主流な握り方。しっかりとパワーがバットに行きわたり、スピードのあるボールにも負けません。先ほどのフィンガーグリップに比べると、柔軟性がなくなるので、長距離ヒッター向けの握り方となります。

この2種類の握り方でもわかるように、バッティングスタイルによって握り方も異なります。

自分に合った握り方は、上記の2パターン以外にもまだあります。

まずはグリップの握る位置。グリップの中でも長め・短めがあり、こちらもバッティングスタイルによって変わってきます。バットを長めに持つことで、バットの遠心力が強くなり、長距離やホームランを狙ったバッティングスタイルになります。

短めにバットを持つことは、ボールをミートしやすく、長距離ではないもののヒット率が上がる方法。どちらも正しい握り方であり、そのケースで求められているバッティングに合わせて臨機応変に変えていくこともあります。

このようなバットの握り方をもとに、自分で力の入りやすい握る位置を見つけなくてはいけません。右打者の場合は右手に、左打者の場合は左手に力が入る位置を見つけることが、良いバッティングに繋がります。

その感覚を意識しながらバッティング練習器具を使ったり、素振り練習をすることで自分に合った握り方が見えてきます。