素振りの効果とスイングスピードを上げる練習方法とは？

野球においてバッティングの基本とも言える素振り。素振り練習を続けることで、バッティングフォームやスイングスピード、体の軸などが身についていきます。その素振りもしっかりと目的を理解して練習しないと、効果に結びつきません。素振りのメリットや練習方法を覚えておきましょう。

野球でのスイングスピードを上げるために、素振りの練習は必要不可欠なものです。素振りには、バッティングに関わる様々なトレーニング要素が詰まっています。まずはバッティングの基本となる打撃とスイングフォーム。フォームを意識しながら素振りをすることで、正しいフォームを身につけることができます。フォームがしっかりすることで、多くの球種や速いボールにも対応できるようになります。

そしてスムーズにバットを振りぬくスイング力の向上。バットが波打っていたり、上や下に向きすぎていたりするスイングは、打球を当てることができません。バットの軌道を確認し、フォームと共に意識して素振りを繰り返すと、軸のぶれない綺麗なスイングが体に身についてきます。スイングスピードも素振りの繰り返しが重要です。

しかし、間違った方法で素振りを続けてしまうと、スイングスピード向上に逆効果となってしまう場合があります。スイングスピードを意識した練習方法には注意が必要です。

スイングスピードを上げる正しい素振りの方法には、練習器具にポイントがあります。重さの異なるバットを3本用意し、交互に素振りをすることです。まず1本は通常のバット、2本目は通常より軽いバット、3本目は通常より重いバット。特に2本目の軽いバットが、スイングスピードを上げるために欠かせないバットとなります。

軽いバットのため、必然的にスイングが一番早くなります。通常のバットよりも速くバットを振ることが非常に大切。速いスイングを体と脳が記憶するようにして、通常のバットに戻してもスイングスピードをアップさせることができます。メジャーリーガーもこのような練習器具を取り入れてトレーニングをしています。